ぼくと上野

札幌での小耳症講演会で知り合った、都内にお住まいのムーさんと
再会できました。
お子さんはかわいい三姉妹。三女のAちゃんが小耳症さんです。

初めてお会いした時は会場でハイハイしてたけど
象が好きなのかな、とことこ走って行きました。

中学の修学旅行以来の、上野動物園。
開放的で明るくリニューアルされ、強化ガラス越しに歩き回る
ゴリラやトラが迫力満点です。

クマを見たくてつま先立ちのAちゃんを、主人が抱っこ。
「久しぶりに小さな子の匂いをかいだなぁ」とうれしそうです。
園内を走り回り、探検気分の子供たち。
展示されていたクマの冬眠用の木のほこらに入って、みんな小熊気分。

小鳥がさえずる園内でお昼ご飯。ムーさんからおにぎりもらちゃった。
みんなで食べるとおいしいね～。

そこで再会できた喜びや、もちろん耳のことなどを話しました。
「また会えるとは思ってなかったね。」
「そうだね～。でも2度あることはで、また会えそう。」

私が以前まで思っていたことは
『小耳症患者の親として、ずっと悩みを抱え悶々と生活していかなければ
ならいのではないか』と言うことでした。
そして同じ症状の人と巡りあう事はないだろうと。

でも今こうして目の前には、我が子と同じ小さい耳のお子さんがいる。
なんかもう、それだけで楽になれる。

三人のお子さんのお出掛けで、準備も大変だったことでしょう。
ムーさんありがとうございます。

この後園内を走るモノレールに乗って、不忍池方向（西園）へ。
小動物と触れ合える“こども動物園”でモコモコ羊にタッチ。
あったか～い　ウール100パーセントだもんね（笑）

その暖かさのまま、みんなで記念撮影をしました。おしゃまにポーズ
ずっとほんわかでいようね。